Laboro

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インタビュー

現役のLaboro.AI社員が、気になる質問にお答えします。

ソリューションデザイナ

プリンシパルソリューションデザイナ

髙塚 皓正

HIROMASA TAKATSUKA

これまでの経験やバックグラウンドを教えてください。

前職はオムロン株式会社で、研究開発、新規事業企画、コーポレートベンチャーキャピタル、オープンイノベーション推進などを担当していました。研究開発では画像処理の外観検査やロボットへの応用などの研究をしていました。その後、新規事業のプロジェクトに携わることになり、自ら企画をすると共に新規事業組織の立ち上げをおこないました。新規事業企画では色々とやっていましたが、特に公共交通のインテリジェント化やEV化に伴う事業機会の特定や、センサーをIoTデバイス化するプロジェクトなどが特に印象に残っています。オープンイノベーションに携わっていたときには、「Laboro.AIのようなベンチャー企業の技術をどのように自社のプロダクトに適用するか?」ということを検討して、事業部への提案をしていました。

大手事業会社から、転職先としてスタートアップを、
そしてLaboro.AIを選んだ理由を教えてください。

転職のきっかけは、前職での経験で新しい事業を起こす際のテクノロジーが果たす役割の大きさに触れたことで、より広い領域においてテクノロジーでビジネスを推進していきたいと思ったことです。大企業の中で大きなビジネスを立ち上げることも楽しかったのですが、よりクライアントに近いところで、裁量を持って手触感のあるビジネスをやっていきたいと感じるようになりました。

今の時代で、産業を大きく変えるレベルのテクノロジーとしては、パブリックブロックチェーンのインパクトが大きいと考えており、テクノロジーの中でも最初はWEB3関連の会社とお話しをさせていただいていました。いくつかの会社とお話しするなかで、ブロックチェーンは社会の受容性の観点で社会実装までの時間軸にギャップを感じました。
その過程で感じたのが、ブロックチェーン以前にAIが思っていたよりも企業導入につながっていないという感触です。そのため、AIの社会実装が進んでいない理由に興味を持ち、転職の候補を検討するテクノロジーの軸をAIに広げて、Laboro.AIを含むAIベンチャーを中心にお話しを進めさせていただきました。

私自身、前職では画像処理に携わっていたこともあり、AIや機械学習の領域は一定理解しているつもりでした。2012年に画像処理の業界でDeepLearningが席巻してから10年が経ち、ある程度企業導入も進んでいるのだろうと予想していました。ところが、AIベンチャーで実際に働いている方々の肌感を聞くと、思っている以上にビジネス導入は簡単ではない。なぜなら、AIという技術を本当の意味で活かすためには、現状のオペレーションを含めてビジネスを再設計する必要があるからです。これはまさに自分自身が取り組んでいきたい社会課題なのではないかと感じ、AIベンチャーの中でも特にテクノロジーのビジネス適用に注力しているLaboro.AIに入社を決めました。

入社してから感じたことはありますか?

前職は大企業×ハードウェア×事業会社、Laboro.AIはベンチャー×ソフトウェア×コンサルティング(AI受託会社)ということで、大きなギャップがあるかと思っていましたが、当初想定していたよりはギャップはなかったと思います。前職でやっていたことは、スタートアップの技術を自社製品にどのように活用するかの仮説を自ら立て、経営層へ提案に行っていました。そして、スタートアップの技術の検証計画を立てて、PoCを実行し、成果を検証していく。実は立場こそ違えど、職務内容自体は似ているので充分に経験を活かせているような気がします。

Laboro.AIで働く魅力はなんでしょうか。

Laboro.AIでは複数のテーマを並行して進めることが多いので、学習機会や成長のスピードが早いと感じます。サイクルが早いので失敗をしても、次に活かす機会も多いです。また、社内の別プロジェクトとのテーマの親和性も高いので、他のプロジェクトから学び得ることも多い です。

エンジニアとの距離が比較的近いのも魅力です。こういった論文が出てきた、あの技術の評価はこうだったらしい、これは使えそうだけどこんなデメリットがある。といった情報がslackで共有されていて、能動的に情報を取りに行かなくても良いのはありがたいです。小さい企業、テック企業ならではかなぁと思います。

あとは子育て世代が多いのも魅力です。家庭事情の中断やオンラインMtgへの子供乱入が許容されるのは、子育て世代としてはありがたいです。私は比較的出社する方ですが、それでも前職と比べると在宅勤務が増えており、子供との接する時間も増えています。